モモンガくらぶ

ふぉれすと鉱山の素敵な未来 鉱山録vol.40より

 私が「ふぉれすと鉱山」に初めて関わりを持ったのは10年くらい前だったと思います。自分が子どもの頃、よく登山やキャンプに連れて行ってもらっていたせいか、野外活動に興味があり、昔、宿泊学習で泊まった鉱山小中学校がどう変わったのかも気になって、当時小学生だった息子をつれて遊びに行ったのが「ふぉれすと鉱山」との出会いだったと思います。息子はすっかりハマッてしまい、「750キャンプ」などいろいろな事業に参加させていただき、スタッフやボランティアの皆さんと顔なじみになっていたせいか、私自身も勝手に親近感を持っていました。それが原因ではないと思いますが、なぜか仕事の面でもふぉれすと鉱山に関わることが多かったのです。
 土木課にいるときは魚道の整備計画、農林水産課にいるときはグラウンドの芝生化やネイチャーセンター周辺整備、今では教育委員会で施設全体の運営管理を担当しています。普通は、所属した部署以外の施設への関わりは少ないのですが、私はどこに配属されても「ふぉれすと鉱山」とのつながりがあり、因縁めいたものを感じています。
 私のふぉれすと鉱山仕事暦の中で一番印象に残っているのは、ネイチャーセンター周辺整備です。この整備事業は、ネイチャーセンター周辺の約7ヘクタールの土地を買い取り、保安林の指定を行なったうえで、当時の胆振支庁林務課の力を借りて、園路や池の整備、森林造成、林相改良などを行なう内容で、関係機関との調整が大変だった記憶があります。しかし、私が関わった仕事は全てふぉれすと鉱山のハード整備の側面であり、ふぉれすと鉱山の根幹をなすものではありません。
 ふぉれすと鉱山は、指定管理者であるモモンガくらぶのスタッフや一緒に活動していただいているボランティアの皆さんの経験とアイディア、努力が実を結び、様々なプログラムに多くの方々が参加することによって生きてくる施設だと思います。ふぉれすと鉱山の活動は、成功事例として全国的にも有名になっており、全国の議員の皆さんもよく視察に訪れています。
 皆さんの感想をお聞きすると、モモンガくらぶスタッフの熱意に感心される方が多く、うらやましいという声も聞かれます。
 私も、ふぉれすと鉱山の運営管理に携わる一員として、熱を持ってスタッフ、ボランティアの皆さんが活動しやすい環境を維持していくことが努めだと思っています。
 再生を続ける鉱山の森とともに、ふぉれすと鉱山もみんなで創り続けていく。ふぉれすと鉱山の素敵な未来を夢見て、一緒に楽しんで行きたいと思います。

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千葉 浩樹

1966年歌志内市生まれ
1990年北海道工業大学卒業
1990年㈱宅地開発研究所採用
1992年登別市役所採用
下水道課、土木課、農林水産課、企画グループを経て、現在教育委員会社会教育グループ総括主幹

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