私とふぉれすと鉱山の関わりにつきましては、私が教育委員会に異動してきた年度にふぉれすと鉱山がオープンしたと記憶しております。その時は、市が直営で管理運営を行い、同施設の設置目的であります、人と自然のふれあいを通して市民の自然に対する意識の高揚、更には、自然環境学習・野外体験学習等を推進し、子ども達の豊かな心や生きる力を育むというフレーズで立ち上げたかと思います。
その後、私も、直接ふぉれすと鉱山と強い関わりをもつ社会教育グループに異動し、ふぉれすと鉱山が大きな転換期を迎える指定管理者制度の導入に伴いまして、奮闘してまいりましたが、如何せん、私自身が自然を相手にすることが大の苦手であるため、どの様な手法を持ちいって取り組んでいったらよいのか、皆目検討が付かない状況にあったのを覚えております。
しかし、そのような状況の中で出合ったのが、現在指定管理者となっている「NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ」のスタッフの面々との出会いで、これまでも自然との接触が苦手な私に手取り足取りまでいかないまでも、四季を通じてどのようにして自然とかかわり、楽しむかということを教えていただきまして、今では、何とか自然と接することのできる人間として少し成長した感があります。そのお陰で、ふぉれすと鉱山の指定管理者制度導入を行う際には、モモンガくらぶが事業提案してきた内容にも、それなりの理解が出来、スムーズに事務を運べたことを記憶しております。
それにいたしましても、ふぉれすと鉱山が、短期間において大きく市民に知れわたり、そして愛され、利用者が伸びていることは、モモンガくらぶとその取り巻くボランティアの皆さん方のたゆみない努力と存在が大きいものとであると言っても過言ではないかなと思っている一人であります。
これからも、ますますスタッフ一丸となって切磋琢磨し、ふぉれすと鉱山イコールモモンガくらぶの存在を北海道は勿論のこと、全国的に発信をしていただき、大きく育ってほしいものと願っております。
終わりになりますが、行政が掲げております「市民との協働のまちづくり」をモットーに、人と自然、人の輪(和)を広げるとともに、これからの時代にあったふぉれすと鉱山の活動を再度、確かめ合い、協働のまちづくりの一端に繋げていただければ幸いかと存じ上げます。
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登別市教育委員会
社会教育グループ 総括主幹 千葉 利行